★　ニューヨークで修行、きっと強くなる！

私も現役時代にグリーソンズ・ジムに修行に行ったのですが、その経験は、想像以上に有意義なものになりました。

海外の選手達は身体が大きかったり、タトゥが入ってたり、顔が恐かったりするので初めてスパーリングをした時にはかなりビビリました。ジム独特の雰囲気にも飲まれて逃げ出したい気分になったこともあります。

でもそんなの２、３日通えばすぐに慣れてしまいます。結構見かけ倒しの選手もいますし。

あの時いろんな人種、いろんなスタイルの選手とスパーリングをしたことで度胸がついたのだと思います。あれ以来、日本でスパーリングする時も、試合の時も怖いと感じたことはありません。“あの時に比べたら・・・”という感じです。

トレーナーの方はとても親切に指導してくれます。地元の選手とスパーリングする時も、本気でアドバイスや応援をしてくれたので心強かったです。それに、日本とは、ちょっと違ったトレーニング方法、指導方法もあるので、それを見るだけでも良い勉強になるのではないでしょうか。

英語は・・・なんとかなります。特にトレーニングの時は、『ワンツー・フック』とか、『ボディ』とかしか使わないし（笑）。ジェスチャアだけでも、充分通じるから大丈夫！

チャンピオンを目指す方、もっと強くなりたい方、ちょっと伸び悩んでいる方には、絶対にお勧めです。セントラルパークでのロードワークもとても気持ち良く、いい気分転換にもなるはず。是非一度行ってみて下さい。

初代女子、日本フライ級チャンピオン・八島有美